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2022年12月12日

ねじりまんぽ

一昔の話? 昭和の初期にはマンポと呼んでいた事を何故か聞き覚えていますが、山科の近くの蹴上にはレトロチックな(映え?)ねじりマンポなるものが存在しています。

「まんぽ」とはトンネルを意味する古い言葉だそうで、ねじりまんぽは、蹴上インクラインの下を通り、南禅寺に向かう歩行者用トンネルです。渦を巻くような形で螺旋状にれんがが積まれているのは、明治時代の鉄道敷設の際に、上部のインクラインを行き交う船を乗せた台車の重さに耐えられるようにするためだと言われています。
トンネルの上に粟田焼(京都・粟田の地で焼かれる陶器)で焼かれた文字は、扁額と呼ばれています。

ねじりまんぽ西口
雄観奇想(ゆうかんきそう)
意味 :見事なながめとすぐれた考えである

ねじりまんぽ東口
陽気発処(ようきはっするところ)
意味 :集中して物事に挑めば何事でも成し遂げられる

レンガ造りの美しい疏水が京の伝統的な町並みマッチし、さらにこの疏水が新しい産業を築くという思いにあふれた言葉です。

琵琶湖疏水の施設にはそれぞれ、伊藤博文や山県有朋など、明治の元勲による揮毫が篆刻されています。 デザインにも趣向が凝らされています。揮ごう文は、中国の古典などから引用され琵琶湖疏水の完成を称えています。琵琶湖疏水沿線や「びわ湖疏水船」の舟から見ることができます

冬の晴れ間にお散歩をして明治の時代に触れてみるのも街歩きの楽しみです。

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